7:名無しNIPPER
2017/09/21(木) 00:06:40.38 ID:ct8zO/NI0
翌朝
妹「今日はちょっと出かけて来るわね」
男「気を付けてね」
駅のホーム
家出娘「ふぅーやっと終わった、パン屋のバイト、時給はいいんだけど忙しいんだよなぁ」
家出娘「このもらってきたパン…あいつにも少しやろうかな」
ドン!
家出娘「えっ?」
サラリーマン「女の子がホームに落ちたぞ!」
痴漢「誰か駅員を呼んで来てくれ!」
5分後
駅員「電車が少し遅れて助かったね」
家出娘「あぁさんきゅー」
家出娘「(誰かに押されたような…いったい誰だ…)」
妹「ちっ!」
男の家
家出娘「おっすー」
男「いらっしゃい」
家出娘「妹は大丈夫か?」
男「出かけてるよ」
家出娘「そうか、ほらパン食えよ」
男「ありがとう」
家出娘「なあ…少し前に親の話してくれただろ?」
男「うん…母さんのことだね…」
家出娘「邪魔物扱いされてんだよな…」
男「そうだよ…3年前に車に引かれて死んじゃったけどね」
家出娘「私も親に邪魔物扱いされててさ…それで家を出ていまみたいな生活してるだよ…私たち同じだな」
男「そうかもね…」
家出娘「なぁ…一緒に暮らさないか?」
男「え?」
家出娘「私そろそろバイト先で正社員になれそうなんだよ…だからアパート借りて一緒に住もうぜ」
男「でも僕はこんな体だから絶対邪魔になると思う…働けないし…」
家出娘「バカ野郎…惚れた弱味だ…私が死ぬまでそばにいてやるよ」
家出娘「一人ぼっちは寂しいもんな」
男「プロポーズって奴なのかな…」
家出娘「そうだよ!で?返事は?」
男「お願いします…//」
男「僕がこの家から離れれば妹は僕の面倒を見なければいけない呪縛から解き放たれるはず…」
男「猫の時だって…多分僕を守らなきゃって感情が暴走したんだと思う」
男「だから僕は数日後妹が学校に行っている間に家出娘と家を出た」
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