楓「奥深き言葉遊びの世界」芳乃「でしてー」
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7: ◆Uq/hUTiii9pg[sage saga]
2017/09/18(月) 23:12:13.73 ID:xQRh9R6g0
5.

―事務所近くの商店街―

こずえ「……」

晴「こずえー?そんな所でぼーっとして、どうしたんだよ?」

こずえ「はるー……このかんばんのいみー……わかるー……?」

晴「ん?」

立て看板『一斗二升五合』

晴「何だこりゃ……おーい、ありすー」

ありす「どうしたんですか?二人とも」









楓「私としたことが、事務所で飲むためのお酒を切らしてしまうなんて」

芳乃「事務所で飲んでいると、またぷろでゅーさー殿に怒られるのでして―」

楓「……あら、酒屋さんの前にいる、あの子たちは……」タタッ

こずえ「かえでー……よしのもいるー……」

晴「おー、楓さん!芳乃さん!ちょうどいい所に来てくれたぜ」

芳乃「ちょうどいい所、でしてー?」

ありす「はい。ここにある立て看板なんですけど、意味がいまいち分からなくて、悩んでたんです」

楓「ああ、この看板ですか……なるほど」フフッ

こずえ「こずえもー……よめるんだよー……『いっとにしょうごごう』でしょー……?でも……どういういみー……?」

芳乃「ほほー、こずえ殿は漢字が得意なのでしてー」ナデナデ

こずえ「えへへー……♪」ナデラレ

晴「でも、こずえの言う通りで、読めたからって意味が分かんないよな。いっとにしょうごごうってだけ書かれても、だから何だって話だし」

ありす「事務所へタブレットを置いてきてしまったので、調べることも出来なくて、困ってたんです」

楓「ふむ。では、楓おねーさんが、この看板の正しい読み方をレクチャーしてあげましょう♪」

こずえ「おー……」パチパチ

ありす「よろしくお願いします」ペコリ

晴(いや、何キャラなんだよ、楓さん)

楓「まず、この看板を正しく読むには、お酒やお米を計るときに使う、斗・升・合という単位について、理解をする必要があります」

楓「といっても、ここでは『一斗は十升、一升は十合』という事だけわかっていれば大丈夫ですよ」

ありす「一斗が十升で……」

晴「一升が十合だな」

こずえ「わかったー……」


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