少年「男同士の『恋愛』」
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10: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2017/09/18(月) 21:25:31.18 ID:7RDyd5GI0

「じゃあ、土下座しろよ」
「え?」
「僕のことが好きなんだろ? じゃあ、それくらい出来るよね?」
「あ……は、はい!」

 俺は迷わず、床に座りこんで□□の前で土下座した。そしてその直後、下げられた俺の頭に体重がかけられる。

「よしよし、これから君は僕の奴隷ね。僕の言うことには絶対服従。そうしたら、君とはもうちょっと付き合ってあげるよ」
「あ、ありがとうございます!」

 グリグリと頭を踏みつけられながら、俺は思った。
 俺はここまでされても、何も屈辱を感じない。それどころか、喜びすら感じている。
 □□に俺への特別な感情ないのはわかっている。それでも俺は彼の『特別な存在』になれたことが嬉しい。

 こんなことを思っている俺は……おそらく最初から普通の『恋愛』なんて出来ないことを悟っていたのだろう。
 じんわりと濡れる床の温かさを感じながら、俺は自分の歪みを確信した。





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