3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/09/18(月) 16:31:02.44 ID:RaptKWeEO
P「………」
志保「どうしたんですか。手鏡をじっと見つめて」
P「ああ、うん。実は、ヒゲを生やしてみようかなと思っているんだ」
志保「ヒゲを、ですか?」
P「そう。志保も言ってただろ、もっと渋さを増したほうがいいって」
志保「確かに言いましたけど……もしかして、私の好みに合わせて?」
P「きっかけは確かにそれだな。担当アイドルが言うなら、イメチェンしてみるのもありだろう」
志保「なるほど……プロデューサーさんが、ヒゲを生やす……」ジーー
志保「………」
志保「ぷっ」
P「おい、なんだその馬鹿にしたような笑いは」
志保「ご、ごめんなさい……プロデューサーさん童顔だから、ヒゲを生やした顔を想像したら面白くて……ふふっ」プルプル
P「つまり、俺には似合わないってことか」
志保「残念ながら、そうだと思います」
P「そうか。正直自分でも薄々気づいてたんだよな。だから鏡見て悩んでいたんだ」
志保「誰にでも、向き不向きはあります。イメチェンなら、他の方法を探してみましょう」
P「そうだな。でも残念だ、これで志保をデレさせられると思ったのに」
志保「前にも言いましたよ。私はデレません」
P「手ごわいなあ」
志保「そんなことより、コーヒー、いりますか? 必要なら私のぶんと一緒に淹れますけど」
P「ありがとう、頼むよ」
志保「わかりました。少し待っていてください」
志保「……ああ、それと」
P「?」
志保「似合う似合わないは別として……私のためにヒゲを生やそうとしてくれたこと、うれしかったです。なんとなく、ですけど」フフッ
P「志保……」
P「今のはデレじゃないか?」
志保「デレてないです。コーヒー没収しますよ?」
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