魔王「召喚したら」御曹司ヒモ根暗ナンパマジメ「「「「「来ちゃった」」」」」
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27
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◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:10:16.75 ID:6K3j0xl80
〜数週間後〜
魔王「おい側近」
側近「はいはい、なんでございましょ?」
以下略
AAS
28
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◆FJWxn4j5O6
[ごめんね、二重で書き込んじゃった。]
2017/09/17(日) 09:11:35.81 ID:6K3j0xl80
側近「まず、御曹司さんですが、某国の城内に飛ばされたようですね」
側近「ある種の呪いにより記憶を失わされ、どことも知れぬ土地に魔法で飛ばされたと言って、保護を受けているようです」
魔王「なるほど、記憶をなくしたという話はうまい手だな。出自を明かす必要が無くなり、ボロを出す心配がなくなる」
以下略
AAS
29
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:12:55.19 ID:6K3j0xl80
側近「さらに、呪いをかけられたのも嫉妬に狂う悪い魔女の逆恨みによるものと好意的に解釈され、一部の女性たちから、悲劇の主人公として慕われています」
側近「また、最初に彼を助けた人間が、その国の王女であったことも幸いしたのでしょう、王女との親密な交際が続けられており、将来は王女との婚約も噂されています」
魔王「ほほう。我が方の間者が一国の王となるか。それはおもしろい」
以下略
AAS
30
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:14:02.44 ID:6K3j0xl80
側近「さて、次はヒモさんですね」
側近「彼は、御曹司さんと同じ国の城下町に飛ばされています」
側近「場末の飲み屋を経営する女性に保護され、なんやかんやあって、現在は同棲しながら彼女の店を手伝っています」
以下略
AAS
31
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:15:17.20 ID:6K3j0xl80
側近「続いて根暗さんですが、彼は、切り立った岩山に囲まれた盆地に飛ばされてしまいました」
側近「人が住む土地ではなく、外界から隔絶している為、人間社会の情報収集はまったく期待できません」
魔王「ううむ。彼には悪いことをしてしまったな」
以下略
AAS
32
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:16:19.26 ID:6K3j0xl80
側近「4人目、ナンパさんですが、彼は……」
魔王「どうした、報告を言い淀むとはただ事ではないな」
魔王「彼の身になにか不都合でも生じたか?」
以下略
AAS
33
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:17:16.71 ID:6K3j0xl80
側近「えー、ナンパさんなのですが、未開の部族が住む辺境の村に飛ばされたようで、そこの村娘に保護を受けています」
側近「で、その村ですが、疫病なのか狩りに失敗したのかは不明ですが、子どもと老人を除き男性がほとんどいません」
側近「そのため、村中の女性から求愛されており、何と言いますか、馬車馬の如く……、いえ」
以下略
AAS
34
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:18:05.18 ID:6K3j0xl80
側近「最後にマジメさんです」
側近「彼は、何の変哲もない街で善良な市民の方に保護され人助けを主とした仕事をしながら平穏に暮らしています」
側近「以上」
以下略
AAS
35
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:18:37.87 ID:6K3j0xl80
魔王「そういえば、例の居酒屋に行くとかいう話は、いったいどうなったのだ?」
側近「……ああ、えーっと……」
魔王「まさか、忘れていたのではあるまいな」
以下略
AAS
36
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:19:46.40 ID:6K3j0xl80
〜〜〜
御曹司「この間の観劇は素晴らしかったですね。舞台俳優の心情が手に取るように伝わって――」
王女「まあ、うふふ」
以下略
AAS
37
:
◆FJWxn4j5O6
[saga]
2017/09/17(日) 09:20:48.20 ID:6K3j0xl80
〜さらに数ヶ月後〜
側近「魔王様」
魔王「なんだ側近。どうした?」
以下略
AAS
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