80: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/22(金) 04:23:16.96 ID:5XW34NLp0
辻垣「それなら、割ってすぐに出ていくしかないというのが結論だろうね」
辻垣「では橘高君は何か上る為の道具を見繕ってくれ。当日、私はモノクマ君に邪魔をされないよう彼を引き付けておこう」
稲羽「危なく……ないですか?」
橘高「ああ。モノクマをどうにかするのは俺が引き受ける」
橘高「お前一人を残していく訳にはいかん」
辻垣「しかし、私はモノクマ君の生態に興味があるのだが……至近距離にて観察するついでだと思えば」
橘高「ガタガタ抜かすな。残って死にたいというのか?」
辻垣「そういう訳ではないよ……というかそれでは君も死ぬつもりになるのでは? 橘高君は指摘される」
橘高「……死んでやるわけがないな」
橘高「まあ……何とかなるだろう。そこそこ体力はあるつもりだ。選手のようにとはいかんが」
辻垣「そうかい? ふむ」
辻垣さんは納得したように一つ頷く。
辻垣「じゃあ稲羽さんは窓が割れそうな人間に声をかけて欲しい」
辻垣「勿論それが脱出の相談とモノクマ君に気づかれないよう、表面上を誤魔化しながらね。稲羽さんは快諾する……」
稲羽「分かりました」
辻垣「私は彼女の返答に安堵する」
辻垣「それでは日程は……」
その後も話し合いは続いた。
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