63: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/19(火) 07:52:57.95 ID:X7+uLgOx0
部屋の中は一面が兎だった。ベッドから棚、扉、小物に至るまで全てに兎が象られている。
稲羽「可愛い……」
何かが揺らぎそうだ。
稲羽「……」
それにしても……
ハック「……」
稲羽「……」
どうしてハックさんは、私の個室内のドアに張り付いているんでしょうか
ハック「……オレはストーカーじゃ無ーから(震え声)」
ハック「先に……ここに来ようとしてたし? お、お前が……後から来たんだぜ(死)」
まだ何も言ってないんですが……
稲羽「そういえば……仮面外してるんですね」
ハック「ああ……息苦しいからな……(鬱)」
ハック「ここじゃ付けてる意味も無ーしな」
素顔の彼は……少しだけ顔色が悪い。
それに……食堂にいた時、彼は何も口にしていなかったような……
稲羽「あの……大丈夫ですか? 顔色が……」
ハック「……あー、頭は大丈夫じゃ無ーな(無)」
稲羽「……」
稲羽(そういう意味では無かった……)
ハック「ほらよ……鍵だ」
稲羽「あ……どうも」
ハックさんから鍵を受け取った。
鍵まで兎仕様なんですね。
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