128: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/09/29(金) 20:52:24.70 ID:3XvJT4850
夜
――――
――
―
【食堂】
あれから絡繰君はすぐに登るための道具を用意してくれた。
どうやら、元々自室にあったものを改造したらしい。
橘高「……」
今日が、橘高さん達と天窓を割ると決めた日。監視カメラを警戒して、なるべく表に出さないように他の人達には伏せていた。
橘高「モノクマ、今朝の続きだ」
モノクマ「えっ? そんなにボクを求めてるの? ちょっとドキドキしちゃうなあ……いや、ゾワゾワ?」
橘高「黙れ」
モノクマ「……」
橘高「まあいい、ところで、だ……貴様はロボットのようだが、野球というものは知っているか?」
モノクマ「……」
橘高「き、貴様ふざけているのか?」
モノクマ「だって黙れって言われたから……はっ喋ってしまった」
モノクマ「まあいいや。それで何だっけ? 野球? 千本ノックの事?」
橘高「それは守備練習法の1つだな。貴様程度でも知っているとは、多少は見直したぞ。それでは……」
モノクマの気を橘高さんが引いている。今のところ何事も無く、比較的平和な会話がされている。
私は内心で橘高さんの無事を祈り、絡繰君と中庭へ向かう。
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