【ミリマス】完璧な余談になるのだが、この日は三食うどんであった
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2017/09/14(木) 17:04:38.97 ID:EIzAiAIQ0
だから強めに当たったのだ。
何事も始めが肝心だって言うじゃないか。
真っ向から「ダメだ」と言っては遺恨が残るような問題。
彼女が自分から諦める、そんなシナリオを私は用意してあげたハズだった。……なのに。
「静香、お客さん」
「どうも、朝早くからお邪魔致します」
なのに、どうしてこうなった?
「プっ、プロデューサー!? なんでここに……って、どうして家に上がってるんです!?」
「あぁそれがな、約束通り静香を迎えに来たんだけど――」
「静香?」
「……いえ、最上君の朝のお迎えに参ったのですが」
「私が上がってもらったのよ。玄関先でずっと待っててもらうワケにもいかないでしょう?」
「お母さん!」
「ところでプロデューサーさんは、朝ごはんをちゃんと食べられました?」
「はい? えー、実は恥ずかしながらまだでして……」
「だと思った♪ お仕事とはいえ大変ですね。こんな朝早くから迎えに来なくちゃいけなくて」
「お母さん……!」
「おうどんですけど良いですか? 量だけはたんとありますから」
「いいえ、ホントお構いなく! コンビニでおにぎりでも買って食べますんで!」
「まぁ、いけませんよ男の人がそれだけじゃ。朝はしっかり食べないと」
「もうお母さんってば聞いてるの!? それに、プロデューサーもバカ正直に答えなくても――」
「あら静香、後ろに寝癖残ってるわよ?」
「っ!! ……〜〜〜〜〜っ!!!!」
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