【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2
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906:名無しNIPPER[saga]
2020/07/26(日) 23:28:30.03 ID:U14a2zi50
音に驚いて外へ出てきたサンダースへ「二人で夜空を見ようと屋根に上ってたらリーフィアがずり落ち、私もつられて落ちた」と言い訳し、みんなに説明するように言った。

サンダースが「なんかそれ以外に大声出してなかったか?」と不審がっていたが、テンションが上がって騒いでしまったと苦しい言い訳をして納得した。

なんとかリーフィアをなだめ、自室に連れて行ってから、私は救急箱を取りにこっそりダイニングへ向かった。

私もそうだが、リーフィアも衝撃で体を痛めている。塗る鎮痛薬でも使わないと明日に差し支えるだろう。

誰かに救急箱を何に使うのか聞かれたら嫌だったが、その日はみんなもう部屋に戻っているようだった。

カナタ「どこだったかな」

???「もっと君は運動した方がいいよ。ピアノじゃないよ、運動」

声に驚いて振り向く。テーブルの陰からニンフィアが出てきた。

カナタ「ビックリしたなあ。どこかで聞いた神出鬼没の美術商かと思ったよ」

ニンフィア「救急箱、必要なんだろう?ここにあるよ」

カナタ「ははは、いや、ごめんね」

受け取って部屋を出ようとする私の後ろから「死のうとしてたんだろ?」と声がかかってきた。

カナタ「なんで、それを?」振り向いた。

ニンフィア「やっぱりね」

ニンフィア「前に、リーフィアとこっそり屋根へ出て一緒に夜空を見たことがあるんだ。その時に『私、死ぬならこんな満点の夜空の下で死にたいな』って呟いてたのを思い出してね」

ニンフィア「……その時はボクは、死を思いとどめることができなかった。今回、君に止めて貰えてよかった」

カナタ「リーフィアが死にそうだったから助けた。当然のことをしたまでだよ。そんな」

ニンフィア「いーや、違う。君はリーフィアの命を救っただけじゃない」こちらへ近づいてきた「リーフィアの命を守ることで、シャワーズもブラッキーもブースターも、みんなの日常を守ったんだ。平穏な日常をね」

ニンフィア「……ボクにとってはそれだけじゃない。リーフィアはボクの大切な友人だ。君が一番ボクの芸術を理解してくれる存在とするなら、彼女はボクの芸術を一番心待ちにしてくれる存在、と言っても差し支えないだろう」

私の足にゆっくり足を重ねた。一筋、落ちた。暗くて見えないが、足が濡れた。

ニンフィア「ありがとう……ありがとう……君がボクの、ボクたちの飼い主でよかった。君は英雄だ」

私は「君も、リーフィアといつも仲良くしてくれてありがとう」といい、頭を撫でた。


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