【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2
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795:名無しNIPPER[saga]
2020/04/17(金) 00:57:07.61 ID:DxjW3Cyb0
カナタ「もちろん、約束するよ」

イーブイは真剣そうな顔で私の顔を見ていたが、やがて破顔一笑、にっこりと笑った。

イーブイ「約束ね」

カナタ「うん、約束する」

イーブイ「じゃあぶいは早く寝ます!良い子なので!」

私の腕からすり抜け、イーブイは布団にくるまった。


『ブイズの中で誰かがいなくなる』

その言葉が重く私に残っていた。

イーブイは何を感じ取っているのだろうか?誰かが死ぬ、もしくは家出でもしようとしているのだろうか?

それとも、最近私をつけ狙う奴らの魔の手が迫っているのだろうか?

例えば、グレイシアが誰かに奪われたとしたら?彼女がいなくなる未来があったとしたら。

考えたくもない。だが、イーブイの言葉でふと考えてしまった。

もしシャワーズがいなくなったら、ブースターがいなくなったら、サンダースがいなくなったら……

もし、リーフィアがいなくなったら。

誰か一人でも欠けたら私は冷静さを失うだろう。それどころか、精神が病んで廃人のようになってしまうかもしれない。

それほどまでに私は彼女たちを愛してしまっている。


母と離れる前にシャワーズ(となるイーブイ)に出会ってからほぼ10年、私の生活はブイズ一色だった。私の傍らにはいつも誰かがいた。

子育てできない父の代わりに私の遊び相手になってくれて、それ以来ずっと支え続け、いまだに私を助けてくれるシャワーズ。

死んだ目だったが、私や仲間と触れ合い続けトラウマを払拭していき、振り向かずとも私に無償の愛をくれるブースター。

ジムチャレンジもポケモンリーグも、もちろん今も私をバトルという形で支え続け、恩返ししたいと考えているサンダース。

車で轢かれそうなくらいのんきだったりわざと英語を使ったり、でもそれもフリで、みんなを和ませたくてわざとお茶らけているエーフィ。

私のことは嫌いでもみんなを好きでいてくれて、仲間のことを一番に気にかけてくれるブラッキー。

無表情だが、それに悩んでいて、でも料理にサプライズを仕込むお茶目さもあるグレイシア。

私が好きだが自分自身のことは嫌いで、自分が周りに迷惑をかけてないか悩みつつも、愛されようと努力するリーフィア。

熱中したら一直線で、倒れるくらい頑張り屋で、私を信頼してついてきてくれるニンフィア。

そして、まだ出会って間もないイーブイ。


カナタ「全員私の家族だ」

イーブイは既に寝息を立てていて、誰も聞いちゃいない。それでも私は虚空に向かって呟いた。

答えるものなど誰もいない。

不安でいっぱいだが、悩んでいても仕方ない。

誰かがブイズを私の元から奪おうものなら、私は鬼になろう。誰かが病に倒れそうなら寄り添おう。そう決意して瞼を閉じた。

そういえば、ニンフィアが来てからはブイズ全員で健康診断はしていない。今度ポケモン病院で健康診断の予約を入れるとしよう。


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