【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2
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521:名無しNIPPER[saga]
2018/08/22(水) 00:43:09.52 ID:5V42mZxb0
地下2階、確かこの部屋だった。

ニンフィアへのお試しという名目で彫刻刀を渡されそうになった部屋である。

ドアを開けようとしてなんとかマコトさんが頑張ってみたものの、扉は開かなかった。

マコト「……ふむ」

カナタ「ドアを壊すわけにはいかないし、カギを……」

チヅル「なら私が貰ってきます」

ミキオ「その必要はありませんよ」

階段から聞こえた。上から下りてくる声、グレイシアを奪ったあの男の声だ。

一段、一段と階段をゆっくりと足音が下りてきている。

マコトさんがドアから離れ、振り返った私の前に立った。

ミキオの実力は知っている。もしかしたらチヅルさんとマコトさんの二人がかりでも敵わないかもしれない。

ミキオ「先にお揃いでしたか。いやあ、カナタさん。逃げないでくださいよ。あの時した約束と違うじゃないですか」

カナタ「スリの次は盗み聞ぎか」

ミキオ「ハハハ、ここは静かな場所ですよ?声は通りやすいんです。自然に聞こえてきただけじゃないですか。そちらの声が大きかったのでしょう?」

カナタ「グレイシアはどこにいる」

ミキオ「怖いですよ顔が。見ます?モニター」

ミキオが携帯端末を懐から取り出し、操作した。私は覗きこまず距離を取ったまま敵を睨んでいた。

携帯端末になにか映像が映っている。廊下は暗く、モニターは遠くて見えない。

ミキオ「どうぞこちらへ」

チヅル「近づいたときにまた掏るんですね?」

ミキオ「はて?なんのことでしょうね。例えスリがここにいたとしても、こんなに警戒された状況で掏ってもすぐ気づかれるでしょう?それより本当に見なくていいんですか?」

私は警戒しつつミキオに近づき、モニターを覗きこんだ。


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