172: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:04:16.38 ID:Ohmi38x40
穂乃果「元々私がこの世界にいられるのは二週間だけだった」
穂乃果「この、雨の季節…雨の季節の二週間だけ…この世界に帰ってくることが出来たんだ」
ことり「そんな…!せっかくまた会えたのに…!会えたのになんでまたいなくなるの?!」
173: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:05:45.21 ID:Ohmi38x40
穂乃果「どうにか出来る問題じゃないの!だからこの一週間を、そして後の一週間を精一杯楽しもうとしたよ?!」
穂乃果「ねぇ私が病気を克服したって何なの?!私たちずっと一緒だったって何なのッ?!?!」
174: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:06:43.44 ID:Ohmi38x40
ことり「…」
ポロポロ…
ことり(怒り混ざった穂乃果ちゃんの涙とその顔が一つの剣となってことりの心に突き刺ささった)
175: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:07:50.18 ID:Ohmi38x40
ことり「いやっ!いやいやいや!!いやっ!!!」
穂乃果「こ、ことりちゃん…」
ことり「いやー!いやだいやだ!やだ!!」
176: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:09:18.37 ID:Ohmi38x40
穂乃果「…ことりちゃんはさ、小さい頃から自分が弱いって分かってるくせに人のことばっか心配してたよね」
穂乃果「何をやるにしてもまずは人の心配から、そうしていると自分のことなんか後回しにしちゃって自分が…ううんことりちゃんがどんどん他の人に埋もれていっちゃってたんだ」
穂乃果「それにことりちゃんはわがままだったよね、口にはしなかったけどいつも心の中でああしたいってこうしたいって思ってて、自分が意見を出していいって言われた時だけ色々いってさ」
177: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:11:04.62 ID:Ohmi38x40
穂乃果「お願い…もう…時間がないんだよ…」
ことり「やだ」
穂乃果「………」
178: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:11:59.67 ID:Ohmi38x40
穂乃果「ことりちゃんだって…もう一生会えないってなった時、何も言わずに一生離れ離れなんていう…そんなさっ…」
穂乃果「そんな最悪の最後/最期はイヤでしょ!?」
179: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:12:44.49 ID:Ohmi38x40
ことり(そしてことりはこの太陽が消えることを受け止められるのかな?)
ことり(答えは無理、そんなのできっこないよ)
180: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:14:02.39 ID:Ohmi38x40
ことり「!」
穂乃果「!」
希「きょ、今日バイトやったからここでお仕事してたんだけど急に怒鳴り声が聞こえて…」
181: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 02:16:23.04 ID:Ohmi38x40
穂乃果「…とりあえず今日は帰るよ」
穂乃果「ばいばい、希ちゃん、ことりちゃん」
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