1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/10(日) 04:49:00.71 ID:ls1+e5WRO
どんなもの、どんなことにもいいところわるいところがかならずあるものだ。
客観であれ主観であれ、観測してそれに対する所見を整え、ラベルを貼り、評価する。
いいもの、わるいもの、うら、おもて。
…当たり前なことだがそれら全てを内包する現実、というラベルを貼られた目の前の景色の一部から目を背け、自分の都合のいい世界に閉じ籠るなど大衆的にはナンセンスで非生産的な咎められるべき行為であろう。
同調圧力や倫理観からくる被害妄想でしかないかもしれないが今の自分はそう思っている。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/10(日) 05:01:27.06 ID:ls1+e5WRO
「深夜テンションからかどうにも空回りするだけの青臭い思考にとらわれているな」
平静ぶって声を出したが、これまたくさいセリフだなんて思いながら時計を確認し
「そろそろ時間だが」
ベッドの上でそんなことを呟き、布団を被り耳をすます。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/10(日) 05:15:47.21 ID:ls1+e5WRO
少し後に下階から足音、そしてそれが階段を上ってくる、それは自分のいる部屋の前を通り過ぎ奥へ向かっていく。
カチャカチャと音がした後、更に布のすれる音、そしてまたカチャカチャ。
再び足音が近づき、それが階段を降りていく。
足音が靴音に変わり玄関のドアが開く、それは外へ出てドアを閉め鍵をする。
砂利の音がした後に電子音、何かが開き勢いよくバタンと閉まる、電子音。
317Res/168.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20