速水奏「誰にでも優しいプロデューサーさん」
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12: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:29:57.87 ID:UExX3PfR0
「おはようございま〜す」

「プロデューサーさん、美嘉、おはよう」

事務所所属のアイドル、塩見周子と速水奏が出勤してきた。
以下略 AAS



13: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:32:13.75 ID:UExX3PfR0
「ねえ奏、今度の休み確か被ってたよね?良かったら買い物付き合ってくんない?」

「今度の休み……日曜ね。良いわよ。けど美嘉、この前も買い物行ってたけど、何か欲しいものがあるの?」

「そうなの!秋の新作が出ててさ、まだチェックし切れてないんだよね〜」
以下略 AAS



14: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:35:55.06 ID:UExX3PfR0
パソコンに入力するキーボードを打ち込む手が止まった。

急に名前を出されて虚を突かれた形になった。

何故今の話の流れで俺の名前が出てくるのだろう。
以下略 AAS



15: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:38:42.80 ID:UExX3PfR0
「まあ最近仕事が忙しいなかでの折角の休みなんだから、思いっきり楽しんでくると良いよ」

当たり触りの無い言葉を掛けて、仕事に戻ろうとする。

「そういえばプロデューサーさんは休みの日って何してんの?」
以下略 AAS



16: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:42:04.98 ID:UExX3PfR0
我ながらつまらない回答だと思う。

だが、他に答えようがないのだから仕方がない。

他人が期待するような面白かったり華やかだったりする回答は用意出来ない。
以下略 AAS



17: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:44:49.04 ID:UExX3PfR0

ある日。
急に上司である部長から呼び出しを受けた俺は叱責を受けていた。


以下略 AAS



18: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:47:05.73 ID:UExX3PfR0
「それは解かっている。だが他も数字が落ちているからウチも落としていい、という訳にはならない。違うかね?」

「……いいえ」

「……プロデューサー君。良いかね。あの局のディレクターとはウチも懇意にしてもらっているんだ。今回のドラマでもメイン級の良い役を貰っているのだろう?それなのに数字を落としては困るんだ」
以下略 AAS



19: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:49:00.80 ID:UExX3PfR0
「良いかね、私は数字が取れないのを君たちの所為と言っているのではない。責任感ある仕事をして欲しいと言っているんだ。君にも、アイドル達にもな」

「はい。申し訳ありません」

「解かればいいんだ。それでは明日中までに今回の視聴率低下の原因とその対応策についてまとめ、私に提出しなさい。先方のディレクターにも提出する」
以下略 AAS



20: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:51:08.73 ID:UExX3PfR0
「ふぅ……ん?」

上司の部屋から出た俺を、周子と奏が待っていた。

「プロデューサー……」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage]
2017/09/09(土) 00:52:21.90 ID:g+AolDgQ0
しゅーかなが出てるドラマなんて見逃すわけにはいかんでしょ


22: ◆z4l4K/HkZ2
2017/09/09(土) 00:54:00.86 ID:UExX3PfR0
「ごめん、プロデューサー……あたしの所為で……」

「周子は何も気にすることは無いさ。さっきも言った通り、あの日は条件が悪かった。それに、録画率は全国平均でも高い数値を出してる。一概に数字を落としただけとは言えない」


以下略 AAS



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