13:名無しNIPPER
2017/09/08(金) 02:50:56.23 ID:nzHpWTAn0
当時、ルクリリ様は 「 聖グロリアーナの生徒としては少々ガサツ 」 と評されておりました。
「 ルクリリ様が紅茶の園メンバーになれない理由はそれですわ 」 なんて噂する人もいたほどです。
まぁ、当時というか今でも、そんなご性格でいらっしゃるのですけどもね。
一方で、私はルクリリ様の、その頼れるお姉様のような一面に大変助けられてきたので、正直、紅茶の園についてはどうでも良かったし、そう思っていたのは私だけではありませんでした。
私は、チームメンバーとの親交が深まるにつれ 「 ルクリリ様に恩義を感じている人はチーム内でも結構いる 」 ということがわかってきて、その誰もが、在るがままのルクリリ様を受け入れようとしておりました。
更には、ルクリリ様は日常生活においてもあの調子ですから、チーム外においても、ルクリリ様を慕う方々がいらっしゃる、ということがわかってきました。
そんなわけで、時期的には黒森峰戦のちょっと前あたりになるんですが、私はチーム内の、ルクリリ様をお慕いするコミュニティーに接触を図りました。
コミュニティーといっても、ルクリリ様を話の種にして、ワイワイと雑談する個人的集まり、という程度のものです。
さらに言えば、お慕いするといっても、私のルクリリ様をお慕いする気持ちは、純粋に敬う気持ち100%でしたし、邪な気持ちは一切ありませんでした。
そういう、私と同じ気持ちの、いわゆる同好の士と仲良くなることで、戦車道訓練に励む苦々しい日常に、ちょっとした潤いをもたらしたかったのでした。
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