39: ◆97Mk9WqE8w[sage saga]
2017/09/07(木) 21:35:24.93 ID:qeoTwk+V0
「それに、今日はまゆの誕生日だ。ちゃんと主役らしく、プレゼントを受け取らなくちゃ」
プロデューサーは鞄の中から小さな可愛らしい包みを取り出す。
包みの角が一つ、クシャっとなってしまっていることに気づき、少し慌てた。
「あぁ、ごめん……ずっと鞄の中に入れてたから、さっきの騒ぎでちょっと不格好に!?」
「あぁ、でも、中身は絶対きれいなままだから、その、嫌がらずに受け取ってくれると嬉しい」
「たぶん、あぁいや、自信あるけど、気に入ってくれると思う。えっと」
この段になって、急にしどろもどろになるプロデューサーを見て、むしろ周囲がやきもきし始める中、まゆはなんだかとてもおかしくなってきた。
「ふふっ、うふふ。ありがとうございます、プロデューサーさん。そして、みなさん!」
まゆに笑顔が戻った。
周囲に歓声が上がる。そして、誰ともなく、メロディが流れ出した。
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