東方 紅魔館をオオカミが乗っ取っちゃうぞ!
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10:名無しNIPPER
2017/09/07(木) 14:29:01.40 ID:uDaXW4X00
紅魔館   魔法図書館




次男ウルフ「なかなかの蔵書量だ!素晴らしい図書館じゃないか!!」

次男ウルフ「私は読書関係には疎いが、それでもこの図書館に満ちている魔翌力の判別はつくぞ!
      きっとこの図書館を牛耳ることのできる魔術師は名のある手練であることだろう!」

次男ウルフ「願わくばそれが美女であることを望むがな!!艶やかで美しい魔女を連想させる!!
      そうであるならばどんなによいことか!!この場に来た甲斐があるというものだ!!」

先行して紅魔館に侵入した次男ウルフは濃密な魔翌力の匂いにつられてこの図書館へやってきていた。

喝采を送る様に言の葉を紡ぐケダモノは大いに満足していた。

その背中に凶刃が迫っていようとも。

(ザンッ)

小悪魔「―――――!!」

だが、その凶刃は空を切る。

完璧なタイミングで気づいていない獲物に振り下ろされた大鎌はしかし、

そのケダモノの疾さを見誤っていたのだ。

(ヒュン)

次男ウルフ「実に手荒い歓迎だな。見たところ司書のようだが。ふむ―――なかなかに美人じゃあないか。」

小悪魔「この図書館にどのような御用でしょう?生憎蔵書の貸出には許可が必要ですので。」

次男ウルフ「ハハハ!許可か!許可ときたか!生憎だがそんな用向きで来たわけではない。」

次男ウルフ「この身は人を喰らう獣、殺戮を好むケダモノだ。なので可能な限りの暴虐と陵辱を行いに参上した。」

次男ウルフ「読書のついでに君たちの血肉を啜りに来た。といった方が理解が早い。」

小悪魔「なるほど。なるほど。ええ、勿論気づいていました。近付けば近付くほど獣特有の鼻を突く、
    その匂いに辟易していたところですので。」

次男ウルフ「これは申し訳ない。身にしみた血と略奪の臭気は実にとどまることを知らずでね。
      淑女には申し訳が立たないことこの上がない。」

次男ウルフ「だがこれも何かの縁だ。ここで私と君が出会ったのは神が用意した采配にも違いない。
      共に人外の者同士語り合おう。暴力のぶつかり合いで絆を深めようじゃないか。」

小悪魔「絆を―――――深める。」

小悪魔「ンフフ。 フフフ。 ハハハハ。」

次男ウルフ「――――――――?」

小悪魔「何か誤解をされているようで。私はこの館に務めるもので貴方は侵入者。
    まかり間違っても絆が生まれるなどということは有り得ない。」

小悪魔「そして、この図書館は我が主パチュリー・ノーレッジが住まう大図書館。
    獣の臭気が漂っていい場所ではない。」

小悪魔「だから」

次男ウルフ「だから?」

小悪魔「オマエラみたいなゴミクズどもがこの図書館に存在する権利はねぇ。
    そんなに殺戮がしたけりゃ、自分が一番イキやすい土俵でマスかいてりゃあいいんだよ。
    その汚え臓物を地面にバラマキたくなかったら今すぐここから失せろ。」

小悪魔「ああ、もっとも、もう既にアタシに見つかった時点で、この場で屠殺される選択肢しかねえんだけどな。」

小悪魔「豚みたいに悲鳴上げても逃がさねえぞ?犬畜生はワンワン鳴いて粗チン振って尻尾振って腰でも振ってな。」

次男ウルフ「なんとも汚い言葉だ。淑女と言ったのは訂正だな。存分に辱め、血を流させてから仕留めるとしよう!」
      
      
      


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