狂愛劇場 『安価・コンマ』
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97:訂正&酉の変更 ◆gRg7tzHAPs[saga]
2017/09/16(土) 23:12:12.07 ID:Xtjuau8p0
機械であるモモの決断は早かった。
混乱も一瞬のこと、使えないと判断した兵器群を再び収納すると、機体を近接戦闘に特化した姿へと変更させる。
機械人形でありながら、臆病という名の感情を持つ彼女は敵からの攻撃が怖い。ゆえに、近接戦闘仕様の身体はまるで重厚な鎧に身を包んだ重騎士であった。
そのままモモは盗賊めがけて走り出す。

盗賊「へ? いやちょ待っ――!」

慌てたのは盗賊である。
かつて、世界に盗めぬものなしとうたわれた盗賊王の系譜に連なる彼女はこと「盗む」という一点において非常に優れていた。単純な財貨から戦っている最中の相手の武器、果ては能力や魔法といった実体のないものすら盗む。
だが、悲しいかな。彼女は所詮、人間であった。 高速で迫り来る鉄塊にはなすすべも無く、その身を宙に舞わせることとなった。


秘書「いわば、トラックに撥ね飛ばされたようなものですからね」

支配人「あ、でもまだ息はあるみたい。最近の人間ってタフだなあ」


【盗賊は戦闘不能になった!】
 


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