【モバマス】追憶は珈琲と共に。-SS速報VIP

【モバマス】追憶は珈琲と共に。

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6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/04(月) 17:10:51.23 ID:YqHeyM3A0
暫しの間、部屋には食器の音だけが響く。志希もよほど腹が減っていたらしく、かき込むように食べようとしたが熱かったらしい。一瞬顔を歪ませ咳き込んでいた。

「…それで、結局のところ何故ボクの家に？」

「んー？なんとなく？」

ボクが問うても、志希はあっけらかんとした顔でそう答えるだけ。確かに、昔は偶に寮の部屋へ遊びに来ることもあったが。

「フフ、今を時めくハリウッドの新星が護衛も連れずにこんな所にいるなんて、誰が思うだろうね」

「えーだってSPなんてメンドくさいだけだしー、所詮アタシはまだぽっと出のJapaneseだし？」

「疑問形にされてもボクが答えられることなんて無いんだが」

「それもそっか」

志希はカップをテーブルに置くと、グラスの牛乳を一気に飲み干した。

「御馳走様でした。いやーホントにゴハン貰えるとは思ってなかったよ。ありがとね？」

「人の家を都合のいいビジネスホテルの様に考えてやしないだろうね」

「まさかそんな。半分くらいしか思ってないよ」

「まったく…」

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