41:名無しNIPPER[saga]
2017/09/05(火) 21:37:44.13 ID:z5e1Y5pT0
理樹「狭い部屋に二人っきりだね……」
佳奈多「……は、ハァーー!?口を開いたと思ったらよくもそんな下品な台詞を……あっ、いや下品って言うのは妄想とかじゃなくて貴方側から見た想像であって私自身がそう考えた訳じゃなくて!と、というか別に特に意味あって二人になった訳じゃないから!呼ぼうと思えばいつでも3人4人私が手塩かけて育てたプロの拷問員がこっちに来れるから!待ってなさい!すぐ戻るから!」
理樹(そう言って全速力で二木さんは行ってしまった。僕はここぞとばかりに椅子ごと立ち上がり、同じドアからもう一度遭遇しないよう祈りながらひょこひょこ走った)
・・・
グラウンド
理樹「ま、真人〜〜っ!」
理樹(僕はいつものようにグラウンドでランニングを続けている真人に声をかけた)
真人「ん?……うぉっ!?な、なんだよその格好!」
理樹「ちょっと訳あってね……よければこれ解いてくれない?」
真人「お、おう!」
真人「なるほどなぁ。そりゃ災難だったな」
理樹「まったくだよ……」
沙耶「…………」
理樹(真人とその縛られていた椅子に座りながら話しているとグラウンドの向こうでスタスタと歩いている沙耶を見つけた。僕の方には気付いていないようだが、驚くべきはその手に持ってる袋で、どこから仕入れて来たのかもう僕と同じくらいの数の食パンの袋をとめる青いあれを持っていた)
理樹「嘘でしょ……」
理樹(正直小毬さんから借りた分で勝った気分だったがあれだけ持っていたらまだ勝てるかどうか不安になってきた。食堂の方向から出てきたということはきっと購買部から手に入れてきたんだろう。流石手が早い)
理樹「まずいな……このままじゃ負けるかもしれない」
真人「あっ、そういえば食パンの袋をとめる青いあれなら三枝が大量に持ってるんじゃねえか?」
理樹「えっ、葉留佳さんが?」
真人「おう。確か今日食パンを使ったお菓子をリトルバスターズの全員に配るとか言ってたし購買部から大量に買い込んでるかもしれねえ。その袋を頂戴すりゃ……」
理樹「完璧だ真人!」
・・・
理樹(家庭科室に行くと葉留佳さんがちょうどその料理らしき物を作った後だった)
葉留佳「食パンの袋をとめる青いあれ?そりゃちょうどゴミ袋にその袋ごと入れましたケド……」
理樹「そ、それ貰えるかな!?なんとしてでも欲しいんだ!」
葉留佳「……ほぉ、なんとしてでも……ですカ」
理樹(その時、葉留佳さんが一瞬ニヤリと笑った。嫌な予感がする)
葉留佳「ならそれを渡す代わりに交換条件として>>42」
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