49:名無しNIPPER
2017/09/14(木) 17:10:15.68 ID:WUZ1iABd0
がたんごとん、と電車が規則的に揺れる。
私たち四人を、慣れ親しんだ街へと運んでいく。
辺りはすっかり日が沈んでしまって、漆黒の夜空にうっすらと白く月と星が輝いている。
私たちは帰る途中ずっと、明日の予定について話し合った。
こっそり学校を覗きに行こう、とか。
私たちもタプちゃんたちに会いたい、とか。
またマスターの店に行きたい、とか。
今日私が全部やったことなんだけどな……と思ったが、楽しそうに話すみんなをみたらどうでもよく思えてきた。
がたんごとん、がたんごとん……
私は安心感からくる睡魔と戦いながら、みんなの話を聞いていた。
ああ、明日は楽しい一日になりそうだ。明日も、これからも。
57Res/36.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20