23:名無しNIPPER
2017/09/11(月) 10:48:38.98 ID:8WPegUIn0
「で、寄り道ってどこに?」
「えっと、エンジェル喫茶ですけど」
「ああ……じゃあ、私も行ってみようかな」
「え!ほんとですか!嬉しいです!」
「最近マスターにも会ってなかったから、いい機会だしな」
「じゃあ、一緒に行きましょうか!」
目を爛々と輝かせて手を引っ張っていくタプリス。思ったことをすぐ実行する行動力は一年生の頃から変わっていない。
「ほら、黒奈ちゃん!あなたも行くんですよ!」
「……わかってる、タプリスはせっかち……」
私と一緒に手を引かれる黒奈。遅れながらもしっかりとついてきているのは、いつも連れまわされて慣れているからだろうか。
しかし、あれだな。こうして見ると、この中で一番背が低いのって……
「先輩としての威厳、まったく無いな……」
ぽつりと呟いたのを聞き、二人の後輩は不思議そうに顔を合わせて首を傾げた。
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