35: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/09/02(土) 10:35:13.66 ID:pnTtT7GF0
泰葉「それじゃあ……こほん」
泰葉「……乃々ちゃん」
乃々「あ、はい……」
泰葉「……あのね」
泰葉「私……ううん、私たちは、乃々ちゃんのことを本当に大切な仲間だと思ってるの」
泰葉「かけがえのない……大切な……」
乃々「……」
泰葉「ね、小梅ちゃん」
小梅「うん……」
小梅「乃々ちゃんがいなきゃダメだし……」
小梅「乃々ちゃんがいなきゃ嫌……」
乃々「……あの、どうしたんですか、急に」
乃々「その……もりくぼ、恥ずかしくって、破裂しそうなんですけど……」
泰葉「……さっきまで、乃々ちゃんはね」
泰葉「私たちが『乃々ちゃんなんていなくなってしまえばいい』って考えているように聞こえてたんだって」
乃々「!」
泰葉「それで、その時はずっとそれを信じてて……私たちを信じたかったって、とっても辛そうにしてた」
乃々(……だからもりくぼは、元通りを願ったんですね)
乃々(お二人を信じれなくなったら、もりくぼは……)
小梅「だからね……ズルかもしれないけど……でも、聞いて欲しかったの」
小梅「私たちは心の底から、乃々ちゃんが大切な仲間だと思ってることを……知って欲しかったの」
小梅「心が読めなくなっちゃう前に……どうしても伝えたかったの」
小梅「乃々ちゃんがそのときのことを覚えていなくても、どうしても伝えたかったの……」
小梅「私も……」
泰葉「私もね」
乃々「……そうですか」
乃々「……」
乃々「……」
乃々「あの……」
乃々「……」
乃々「……あ、ありがとうございます……」
乃々「すっごくうれしい……うれしすぎて、顔が見れないんですけど……」
小梅「……伝わった?」
乃々「バッチリと……」
泰葉「……よかった」
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