11: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/09/02(土) 09:59:21.80 ID:pnTtT7GF0
乃々「……こほん。それでは、まずは聖さんから……」
聖「……」ゴクリ
乃々「聖さんの心は……音符に包まれていました……」
聖「音符に……」
乃々「真ん中に小さな聖さんが一生懸命歌っていて……」
乃々「歌が好きなんだろうな……って、すぐわかりました」
茄子「ふふ、聖ちゃんらしいですね♪」
聖「う、うん……でも、ちょっと恥ずかしいかも……ふふ」
乃々「でも……」
聖「……?」
乃々「……」
乃々「……端っこの方、見えづらいところに……」
乃々「倒れてる人影があったように……見えましたけど……」
聖「!」
茄子「それって……公園での……?」
聖「……きっと」
乃々「じゃあ、あれは本当に倒れてる人だったんですね……」
聖「うん……私には見えないけど、そうだと思う」
乃々「ひぃぃ……」
聖(……だって、芳乃お姉ちゃんと約束したから……)
聖(私のせいで死んでしまった人たちのためにも……強く、生きなきゃ……って)
聖(だから……きっと、心にも)
乃々「……それが、ちょっと怖かったけど……でも、3人の中では一番マシでした……」
聖「一番マシ……」
乃々「基本的には暖かかったので……」
乃々「そこだけ見ないようにすれば普通の心でした……はい」
聖「……そうなんだ」
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