305:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2017/09/18(月) 20:15:05.69 ID:Zkbjj15e0
デオン「……む? しまった! あの二人、いや三人もう行ってしまったぞ!」
茨木「無駄話に興じ過ぎたか。まあよい。まだ充分間に合う」
エリザ「え? 何? マシュに関しては私たちもガッツリ干渉する系?」
エリザ「後で馬に蹴られても仕方ないわよー?」
ジャック「馬に蹴られた程度で死ぬような体してないくせに」
デオン「じゃあさっさと自室に戻って各自準備を整えた後で尾行を開始――」
パァンッ!
キャー!
覆面「このホテルは我々が乗っ取ったァ! お前らは全員人質だ!」
覆面2「我々の要求はこのホテルに『たまたま』泊まっていた政治家の身柄である!」
覆面3「げへへへぇ! 大人しくしていれば全員無事で済むぜ! だが『今日一日』は絶対に俺たちと一緒だがなぁ!」
デオン「」
エリザ「」
茨木「」
ジャック「……」
ジャック「このタイミング、偶然だと思う?」
デオン「ははは。そんなわけないだろう?」ビキビキ
茨木「やられたな。アイツ、とことん吾らを足止めするつもりのようだ」ギリィッ
エリザ「頭痛が酷くなってきたわ」ズキズキ
覆面4「んっ!? おい貴様ら、何をしている! さっさと腹ばいになって――」
バキィッ
デオン「ちょっと黙ってろ!」
覆面4「ひでぶ」
エリザ「……ちょうどいいわね。一人ずつ一人ずつ……まとめて料理してあげるわ」
ジャック「BBの差し金……だという自覚はないとしても、生かす価値ないしね」ゴゴゴゴゴ
茨木「本当の略奪というものを見せてやろうか」ゴキゴキッ
覆面1「え、えーっ!?」ガビーンッ!
その日の内に事件は解決した。
が、時間がかかり過ぎたため、四人がマシュとBBに干渉することはついぞ叶わなかった。
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