288:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2017/09/18(月) 08:32:18.99 ID:Zkbjj15e0
王馬「いや議論するまでもないだろ! こんなグロい殺し方でアンジーちゃんを殺そうとするのは……!」
王馬「超高校級の昆虫博士の獄原ゴン太しかいねぇーだろうがよォーーー!」ズバァァァンッ!
獄原「ち、違うよ! ゴン太は虫さんに人殺しをさせたりしないんだッ!」アタフタ
春川「でも現実に、あの医療用ヒルは獄原の研究教室で育てられていたヤツだよね?」
獄原「う、うん。そうだけど。でもそもそも、ゴン太の研究教室にいたヒルさんを全員かき集めたとしても」
獄原「あんな……人一人を殺せるような量の血を吸ったりできないんだよ!」
東条「……確かに。獄原くんの研究教室にいたヒルだけで人を殺せるとは思えないわね」
東条「体格の小さい星くんなら別だけど、今回襲われたのは夜長さんなのだし」
最原「ゴン太くん。発想を変えてみよう。どうやったらあの数のヒルだけで人を殺せるようになるのか」
獄原「い、イヤな発想の変え方だね……」
最原「ごめん。でも超高校級の昆虫博士であるキミの力が必要なんだ」
巌窟王「……例えば、だが。ヒルが飲んでいたアンジーの血液に何らかの『混ぜ物』がしてあったとしたら、どうだ?」
最原(……混ぜ物……?)
最原(いや、でも意外だな。生徒同士で争わせるのは理念に反するだろうに。巌窟王さんがヒントを与えるようなことを言うなんて)
最原(……考えるのは後にしよう。ヒルにゴン太くんの想定以上の、それこそ人が死にかねない量の血を吸わせる方法……!)
最原「アレしか考えられないよね。発見時のアンジーさんは何故か酷く酔っていて、酒臭かった」
最原「……多分、ヒルを狂わせた元凶は『アンジーさんの血中アルコール濃度』……平たく言えば酒だよ」
百田「さ、酒だぁ?」
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