22:名無しNIPPER[saga sage]
2017/08/31(木) 13:28:38.29 ID:qOOUY1hx0
穂乃果「海未ちゃんどうしたの? 穂乃果と一緒にシール屋さんをやれて嬉しくないの?」
海未「いえ、そういうわけでは。ただ、この道場はどうしても残さなくては」
穂乃果「ふーん、そっか。でも、お金はどうするの? 穂乃果、もう振り込んじゃったんだけどな」
海未「お金……ちょっと待っててください」
私は大切にしまっておいたパンのシール手帳を奥から取り出してきます。
海未「このパンのシール全てでどうにかなりませんか? 全部で999枚あります」
穂乃果「うわぁ!! パンのシールがこんなにいっぱい! 本当にいいの?」
海未「ええ、その代り道場はなくさないでください」
穂乃果「もちろんだよ! これなら数え切れないくらいのお釣りがでるよ!」
そう言いながら穂乃果はお店に帰っていきました。
その次の日、世界のパンのシールブームはパッタリと終わりました。
長編小説の最後のページをめくった時のように。
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