10:名無しNIPPER[saga]
2017/08/28(月) 00:11:03.70 ID:Uyzte5RP0
浜から20メートル程度離れたあたりで深さは10mといったところ。
脳と、全身の筋肉を動かすための酸素が尽きかける。
そこには水の元々持つ蒼と、陽光を反射した白のみの人が生きることのできない美しすぎる世界。
私は全力で浜まで戻る、戻る、戻る。視界の半分以上が白け、手足が軋むように鈍く痛む。
砂上で咳き込むように海水を吐き出し、身体が震えて、
何よりも心が震えていた。
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