【進撃の巨人×異世界食堂】エレン「異世界食堂? なんだよそれ?」
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88: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/28(月) 00:44:37.14 ID:JxTi7aVSo
 そしてしばらく、老人の元に酒とつまみが用意される。

店主「お待たせ致しました、ウィスキーのロックとおつまみになります」

老人「おお、待っておったぞ」

 そして老人は、琥珀色の液体が注がれたグラスを一口含み、その味を絶賛する。


老人「うむ、美味い……この透き通る様な氷の冷たさが酒の味をより引き立てておるわ……それに、この柔らかいつまみは何じゃ? この独特の臭みと塩加減、実に酒によく合う……」

店主「それはスモークチーズです、牛乳を発酵させて固めた物を、燻製にしたやつですよ」

老人「ほっほっほ、牛の乳がこんなにも美味くなるとはな……いや、長生きはするもんじゃのう……」


店主「喜んでもらえて光栄です…………ピクシスさん」

 その老人の名はドット・ピクシス。

 駐屯兵団の司令官にして南側領土を束ねる最高責任者その人だった。


ピクシス「ほっほっほ……そうじゃ店主よ、ワシの願いは守ってくれとるかの?」

店主「ええ、先代からの約束ですからね……前にもピクシスさんの服を着た兵隊さんが来てましたけど、言いつけ通りに、ピクシスさんの事は内緒にしておきましたよ」

ピクシス「そうか……来ておったか……いや、感謝する……どんな兵だった?」

店主「それがですね…………」

 薄暗い店内に、微かに賑やかな会話が響き渡る。

 そして、一人の老兵の晩酌は、日を跨ぐ寸前まで続けられるのであった……。


 fin...


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