3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:33:25.99 ID:Z63RR8NCO
桃子(シンデレラプロのアイドル、的場梨沙……12歳だから、桃子のひとつ上)
桃子(今日収録のお料理番組で桃子と共演する子で、10分くらい前に、向こうのプロデューサーと一緒に桃子の楽屋へあいさつに来た)
桃子(最初はうちのお兄ちゃんとあっちのプロデューサーが世間話をしていたんだけど、その時ふたりの携帯に同時に着信が入って)
4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:34:43.90 ID:Z63RR8NCO
桃子(なんだか睨まれてる気がするけど、桃子をライバル視でもしてるのかな。事務所が違うからありえるけど)
桃子(うー、落ち着かない……これだから初対面の人の対応って好きじゃないんだよ。今日もお兄ちゃんに任せようと思ってたのに、いなくなっちゃうし。お兄ちゃんのバカ)
梨沙「………」ジーー
5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:36:04.34 ID:Z63RR8NCO
梨沙「プロデューサーたち、遅いわね。なにしてるのかしら」
桃子「思ったより電話が長引いてるんだと思う。ふたりともっていうのは、ちょっと運が悪いけど」
梨沙「アタシを待たせるなんて、あとで甘いものでも奢ってもらわなきゃ」
6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:37:00.39 ID:Z63RR8NCO
梨沙「あ、そうだ。桃子に聞きたいんだけど」
桃子「えっ」
梨沙「? どうかした?」
7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:37:55.10 ID:Z63RR8NCO
梨沙「喉渇いたわね。ジュースでも買ってこようかしら。桃子、アンタもなんかいる?」
桃子「え?」
梨沙「ジュース。なにが好き?」
8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:39:34.85 ID:Z63RR8NCO
梨沙「そういえば、さっきから気になってたんだけど」
桃子「なに?」
梨沙「そのソファーの隣に置いてる箱みたいなやつ、なんなの?」
9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:41:05.14 ID:Z63RR8NCO
梨沙「桃子は、自分のプロデューサーのことを『お兄ちゃん』って呼んでるの?」
桃子「うん」
梨沙「兄妹なの?」
10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:42:18.20 ID:Z63RR8NCO
梨沙「……アンタ、最初はおとなしいかと思ってたけど案外生意気ね」
桃子「そっちこそ。桃子のほうが芸歴長い先輩なんだよ?」
梨沙「アタシのほうが年上なんだけど」
11: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:43:22.94 ID:Z63RR8NCO
後日
モバP「ここか。新しくできた喫茶店」
12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:44:14.90 ID:Z63RR8NCO
モバP「あはは。これはこれは、奇遇ですね」
ミリP「先日はどうも、お世話になりました。よかったら、ご相席でも――」
13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/08/27(日) 20:45:47.20 ID:Z63RR8NCO
店員「ご注文は何にいたしましょうか?」
梨沙「そうねえ」
23Res/14.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20