エミリー「仕掛け人さま、冤罪ですわ! 冤罪!!」
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81: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:42:26.04 ID:U/2KRspU0
奈緒「え? 茜ちゃんやんか。どないしたん?」
茜「いやー。ロケから帰ってきたら、みんなこっちだって聞いてえ。さっそく茜ちゃん、来ちゃった。みんな、可愛い茜ちゃんがいなくて寂しかったでしょ? もう、隠さなくていいからいいから」
奈緒「いや別に隠してへんけど、今なあ大変なとこで」
82: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:43:05.16 ID:U/2KRspU0
可憐「あれは、ほ、本当なんです。私は香りに敏感ですので……よくわ、わかるんです」
歌織「そういえば先日、私とイギリスのロケに行きましたものね」
可憐「は、はい。ロンドンの空気は……雨が降った後の土のような……穏やかで落ち着く香りがするんです」
83: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:44:23.19 ID:U/2KRspU0
可憐「あ……で、でもですね、猟犬のように頼られても……こ、困りますけど……茜ちゃんが機内食をチキンかフィッシュか迷った末に、両方食べてしまって今おなかが苦しいっていうことぐらいしか……わ、わかりませんから」
茜「ええっ!? なんでわかっちゃったの!?」
可憐「茜ちゃんから……お、お魚と鶏肉の香りが……ただよっていますから……」
84: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:45:09.18 ID:U/2KRspU0
可憐「では……し、失礼しますね」ギュッ
エミリー「え? えええ? あ、あの、可憐さん。ひ、人前でこのような抱擁は……////」
可憐「……わかりました!」
85: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:45:35.89 ID:U/2KRspU0
奈緒「と、いうことは……」
千早「エミリーは……」
可憐「はい。生まれついての方でなくては、身に染み着いた香りにはならないはず。エミリーちゃんは、イギリス人に間違いないと……お、思います!」
86: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:46:15.54 ID:U/2KRspU0
『エミリー・スチュアート、産地偽装疑惑……無罪確定』
87: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:48:14.73 ID:U/2KRspU0
奈緒「やったあ!」
千早「逆転勝利よ!」
茜「なんだかわからないけど、これも全部ひとえにすべて、茜ちゃんのおかげだねっ。きらりーん☆ 茜ちゃんってば、控え目に言ってもニトクリス並に可愛いよねえ〜」」
88: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:49:12.97 ID:U/2KRspU0
可憐「あら……? で、でも……」
茜「ん? どしたの?」
可憐「こ、この近くで……どなたか怒っている方がいますね……」クンクン
89: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:49:40.22 ID:U/2KRspU0
可憐「お、怒って興奮すると体内で分泌される『アドレナリン』の匂いが、してきています……」クンクンクン
奈緒「審理には勝てたし、別に怒ったりしてへんで?」
千早「ええ。歌もうたえたし」
90: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2017/08/27(日) 14:50:21.79 ID:U/2KRspU0
可憐「ですが……誰か怒っているはずです……おもいっきり怒っている匂いが……ぷ、プンプンしてるんです」クンクンクンクン
茜「あっ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
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