97:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 23:37:34.60 ID:i5gu9J0q0
梨子「きゃああああああっ!!」
果南「な、なに、爆発!?」
鞠莉「あ、ああ、あれ……!」
善子「壁に、穴が……!」
黒澤家の水墨画が描いてある壁『』グシャア
梨子「あ、あああ、あああああああ……!!」ガクッ
梨子「まだ、まだお話できてなかったのに……っ!」ポロポロ
果南「え、な、何の話!?」
善子「たぶん壁の話」
鞠莉「えぇ……」
ダイヤ『クッ……! 来るなら来なさい! わたくしは、このプリンを――』
――瞬間、風が吹いた。
壁に開いた穴からびゅうと飛び込んだつむじ風が、紅い弧を描く。
余談であるが、梨子の最近のお気に入りは同級生の曜が作るオムライスである。
毎日昼休みにおかず交換をしているうちに、すっかりトリコリコになってしまったのだ。
今、眼前で閃く紅い影は、まさにそのケチャップの如き紅であった。
知らず知らずのうちに、梨子の舌は記憶の中のケチャップを舐めとっていた。
トマトのような青臭さと、砂糖のように甘い紅。
梨子は「影」の正体について、嗚呼、年下の小さな可愛い女の子なんだろうな、と期待せずにはいられなかったのである。
ダイヤ『ぴぎゃあああああああ!!』
梨子「だ、ダイヤさん!」ハッ
ダイヤ『ああ、ああああ……! わたくしの抹茶プリンんんんんんっ!!』
果南「あ、し、しまった!」
ダイヤ『許せません、許せませんわあああ! こうなったら、もう一度――――!』
梨子「だ、ダメえええ!」ダッ
ダイヤ『アアアアアァァァァァッッッ!!!』
キイイイィィィィィィン………
梨子「……」ナミダメ
うちっちー「おかえり、さくらうち。何かわかったかい?」
梨子「うん、一応……」
☆ ☆ ☆
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