晩夏にほどける
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11: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:16:21.50 ID:fLR/Lwcb0
 十数分ほど時間を遡る。


 サークルの飲み会を終えて各自解散となった後、おれは、最寄りの駅まで真っすぐ向かっていた。
 幹事をしていたとはいえ全然酔えなくて、少しだけもやもやしていた矢先、少し前方に彼女の後ろ姿を見つけた。

 背中に届く黒髪を揺らしながら一人、ぽつねんと歩いているその姿は、他に誰と間違うこともない。
 後ろから声をかけると、歩みは止めないままこちらを振り返って、彼女は顔を綻ばせた。



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