【艦これ】羽黒「司令官さん、私、信じていますね」
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22: ◆m9ZGL07ULFKn[saga]
2017/08/22(火) 22:43:58.30 ID:W3bdf8BU0
 僕はよく彼女と話した。

 あまりに刺激や娯楽の無い生活の中で、彼女の存在は僕にとって癒しだった。恐らくは、彼女にとっても僕はそういう存在だったのではないか、と思う。
 彼女は好んで図書室で本を読んでいた。

「特に本が好きというわけじゃないの」と彼女は僕に言い訳のように言った。
「研究中は、こんな風に落ち着いてもいられないから、何というか、貴重で」

 僕にもそれはよく理解できた。

 最初のころは、そんな風にして時間は過ぎて行った。
 監視の人間が、常に目を光らせていることさえ気にしなければ――もちろんその前提条件が中々成立しないのだが――、それはある意味で”長い休み”に他ならなかったのだ。



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