9: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 16:14:35.74 ID:8yyPI5jBo
娘「さあ、旅人さんも行ったし、この伝説のソーセージをお母さんに食べさせてあげよう」
男「そうだね」
娘「お母さん起きてる?」
母「入りな」
娘「お母さん、伝説のソーセージ持ってきたよ。食べて」
母「この香り、私の部屋まで届いていたよ」
男「すごい嗅覚ですねおばさん」
母「うむ、うむ、美味いね」
娘「私にも一口ちょーだい」
男「ぼ、僕にも」
娘「むぐむぐ。あっ、おいしい」
男「こんなソーセージ食べたことない。ほっぺたが溶けちゃう」
母「はは、男ちゃん、ほっぺは落ちるくらいにしときな。ところでこいつをボイルした後のゆで汁はどうした」
娘「まだ厨房にあるけど」
母「じゃあ今度はそれをお椀についできておくれ」
娘「??。そんなもの飲んでもおいしくないと思うけど」
母「ん?なにを言っているんだいこの娘は。この伝説のソーセージの主役はソーセージでも味付けでもない。ソーセージをボイルしたあとのゆで汁なんだよ」
娘「え。そんなこと旅人のグルメハンターさんは一言も」
母「ならそいつは二流だ。いや、お前たちにソーセージを出し抜かれたところをみたら三流以下だな」
娘「だ、出し抜いたりしてないよ。もらったんだよ」
男「伝説のソーセージ美味しかったよ?ゆで汁のほうが主役なの?」
母「いいからさっさと持ってきな」
娘「う、うん」
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