32: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:30:20.37 ID:8yyPI5jBo
一か月後
女勇者「結局ロリちゃんの腕を治せそうなアイテムの情報が見つからなかった」
ロリ「でも私左手でもスプーン使えるようになったし杖も振えるようになったよ」
女勇者「ロリちゃんはすごいね。わたしはいまだに食事は立ちながらのトーストかおにぎりですよ」
33:名無しNIPPER[sage]
2017/08/20(日) 02:32:03.88 ID:TLWuJdLFo
この無職…じゃなかった戦士
まともに修行すれば戦力になりそうじゃん
34: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:32:25.62 ID:8yyPI5jBo
あーえーいーうーえーおーあーおー
女勇者「おじいさんもがんばってますね」
ロリ「今日で丁度一か月だね」
戦士「どこで修行するのかと思えば町の中で発声練習やってるだけですし、外歩いてたら普通に会いますし」
35: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:33:45.17 ID:8yyPI5jBo
じじい「むぅぅぅぅ、最大回復魔法、神々の息吹」
戦士「おお、ロリちゃんの腕が」
女勇者「元のかわいい腕に戻っていく」
じじい「どうじゃ、動かしてみなさい」
ロリ「あっ、動く。動くよおじいちゃん!」
36: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:38:37.39 ID:8yyPI5jBo
女勇者「さあ魔王討伐の旅、再開です」
一同「おー」
戦士「この一か月間、魔物は攻めてきませんでしたね」
女勇者「それがこの町から毎日毎日奇声のようなものが発せられて魔物が近寄らないという事案が発生していたようです」
戦士「事案なんですね。というか、もう奇声の正体わかってますよね町の人も」
37: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:40:44.12 ID:8yyPI5jBo
女勇者「おじいさん、詠唱できるようになってからすごく、すごいですね」
ロリ「じゃーおじいちゃんやっちゃえー」
じじい「うむ、ではいくぞい。むむむー、我が溢れる力よ、世界へ広がり悪の根源に印を付けたまへ、天地の導き!」
戦士「どうですか」
じじい「むー。おお、わかったぞい、魔王の居場所が、魔王城が」
38: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:42:16.39 ID:8yyPI5jBo
女勇者「お母さん」
母「女勇者、こんなにたくましくなって、お帰りなさい。こちらはお仲間の皆さん?」
戦士「戦士です」
ロリ「魔法使いですっ」
じじい「僧侶じゃ」
39:名無しNIPPER[sage]
2017/08/20(日) 02:44:42.30 ID:Lrd0sA+ZO
さらっとインフレしていくこのテンポ嫌いじゃない
一文の間を一行ずつあけてくれるとより読みやすい
40: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:46:56.61 ID:8yyPI5jBo
数日後
女勇者「さあ、魔王城に突撃します。準備は宜しいですか」
戦士「はい、王様から王家に伝わる装備一式を頂きましたので」
女勇者「まさか脅迫まがいのことをして無理やり奪い取ったとか」
41: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:49:04.03 ID:8yyPI5jBo
神父「老衰ですな」
じじい「すまない、こんな大事なところで寿命が来るとは」
戦士「ほんと大事なところでですよ老師、もうちょっと魔法とかで何とかなりませんか」
42: ◆VcYmVurqQM[saga]
2017/08/20(日) 02:51:26.55 ID:8yyPI5jBo
じじい「今から儂が命をささげて娘っ子に、最後の力を与える。儂のすべての力を受け取るのじゃ」
ロリ「そ、そんなことしたらおじいちゃんが」
じじい「娘っ子、儂は無駄死はしとおない、受け取ってはくれぬか、このおいぼれの力を」
63Res/39.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20