卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
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47: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/09/02(土) 09:58:12.46 ID:SEAxogu10

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早苗(――立ち会いを断る理由なんてなかった)

早苗(――美樹ちゃんも、私の返事は最初から分かってたみたいで)

早苗(――あたし達はそのまま、もう1人の証人が待っている応接室に向かった)


早苗(――美樹ちゃんが言ったことを要約すると)

早苗(――その証人は、いわゆる『内部告発者』)

早苗(――"喰種"が運営している組織で働いていた人間だったけど)

早苗(――その組織について、ある情報を知ってしまったことで)

早苗(――告発を決めた……って感じね)


早苗(――美樹ちゃんは、証人に会うまでキャッスルの正体を教えてくれなかった)

早苗(――でも、もうすぐ分かる)

早苗(――この扉の向こうに、関係者がいる)

早苗(――ユッコちゃんを攫った犯人に、もうすぐたどり着ける)


早苗(――さあ)

早苗(――今までの悪事のツケ、全部清算してもら――――――――――)





「…君は、片桐早苗か」

「こうして直接話をするのは初めてだな」

「君を含む我がプロダクションのアイドル数名が、CCGに保護されていると言う情報は本当だったんだな」



早苗(―――――え?)

早苗(――この人が……)

早苗(――『内部告発者』)


早苗(――ってことは)

早苗(――『キャッスル』って)

早苗(――まさか)


早苗(――まさか!!)



「……気付いたようだな」


「真実は君の想像している通りだ」



「初めまして、橘美樹準特等捜査官」

「貴女の御息女は、短くも良い活動をしてくれた」





美城「346プロダクション所属、常務の美城だ」


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