卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
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446: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/10/07(土) 11:37:59.56 ID:OtjLsYf80





「……捜査官の皆さんが、教えてくれました」


「ゆかりちゃんと法子ちゃんがあんな目に遭ったのは、CCGへの牽制だったけど」


「2人が犠牲になった理由は、一人で逃げたあたしへの当てつけだったって」


「それ以外は、特に意味なんか無かったんだって」


「……それだけの理由で、ゆかりちゃんは一生フルートを吹けなくなって、自分で出来たはずのことが、たくさん奪われて」


「法子ちゃんは、大好きなドーナツも食べられない、お話することも出来ない」


「何もできない身体にされてしまいました」



「あたしは、絶対にあいつらを許せません」


「何の罪もない人を平気で犠牲にした346プロも」


「その犠牲の上に平気で胡坐をかいて、へらへらとアイドルを続けていた奴らも」


「……二人が傷つけられていた時、何もできなかった、傍にすらいなかったあたし自身も」



「……それと。あたしに、ちょっとしたお話がありました」


「もしかしたら、ゆかりちゃんと法子ちゃんを治せるかも知れないってお話が」


「ただ、その技術はすごく危なくて……下手に手術をしたら、その人を不幸にしてしまうかもしれないから」


「だから被験者が欲しいと言っていました」


「あたしは『適性アリ』でした」



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