卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
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36: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/09/01(金) 12:02:04.13 ID:GXSjOIe50

未央「ッ……!!」

未央「行こう、って……」

未央「待ってよしぶりん!」

凛「…未央も付いて来て。歩きながら話すから」


凛「この入口、たしかただの通路だったはず」

凛「ただ、長い道が続いて……そのまま進めば、普通に346プロの内部に出る」

凛「……多分、あれだと思う。未央も見たことあるでしょ?」


凛「赫子の壁」


未央「!!」


凛「莉嘉たちが使ってた、勉強部屋のそれとは全然違う」

凛「私でも、匂いで気付けないくらい精巧なカムフラージュがされてる」

凛「奈緒と加蓮の匂いを辿らなきゃ、私もここが分からなかっただろうね」


凛「……ここだ。ここで2人の匂いが途切れてる」

未央「……ここが……」


未央(――しぶりんが言った、匂いの途切れた場所は……)

未央(――ただの、レンガでできた壁にしか見えなかった)

未央(――触っても匂いを嗅いでも、周りの壁と何も変わらないように感じた)

未央(――これが赫子でできた壁だなんて、証明する方法なんてない)


未央(――この1個以外には)


凛「……下がってて、未央」ビキ


未央(――しぶりんの首筋から、鋭くて赤い羽がいくつも飛び出して、壁に刺さった)

未央(――そしたら、壁はウネウネと動いて……)

未央(――信じたくは無かったけど……)


未央(――さらに下に続く道が、現れた)



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