卯月「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝完結編】
1- 20
344: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/10/02(月) 21:08:55.37 ID:GZXcOG7g0

――――――――――――――――――――


武内P「……」


P(――ここは……)

P(――ああ、そうか)

P(――私は、神崎さんに赫子を剥がされて……)


P(――私は、収録スペースの床に寝そべっている)

P(――人間アイドルの方達が、私を取り囲んでいる)


P(――小日向さんは、担当プロデューサーの亡骸を抱えて涙を流している)

P(――私が殺した)

P(――二宮さんは、少し離れた壁に寄りかかりこちらを睨んでいる)

P(――殺されかけたのだから当然だ)

P(――木村さんは、右手だけで器用に左手を止血している)

P(――左手の指が動いていない。抵抗された時に私が斬った影響だろう)

P(――3人とも、つい先ほどまで私が殺そうとしていた)

P(――今は出来そうにない)

P(――身を起こす体力も、まだ回復していない)


P(――多田さんは、木村さんから離れて蹲っている)

P(――島村さんは……)



P(――そこで初めて、自分の頭が何かに乗せられていることに気が付いた)

P(――気付いた直後に、顔に水滴が滴り落ちたのを感じ取った)

P(――意識を真上に向けると)


P(――島村さんが、私に膝枕をしていて)



P(――そして私の顔を覗き込みながら、涙を流していた)



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
489Res/390.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice