60:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 23:58:03.49 ID:cJ5bRHheo
【舞台袖】
桂利奈「ううぅう……」
桂利奈(どうしよう……すっごーーーく緊張してきちゃったよー!もし頭が真っ白になっちゃって言葉が出なかったら……うぅ)
みほ「……阪口さん」
桂利奈「あ……」
みほ「…………ボコはね」
桂利奈「?」
みほ「敵にどんなにボコボコにされても絶対に立ち上がって、またやられて……でも……それでも立ち向かっていくの」
桂利奈「…………」
みほ「阪口さんが好きなアニメとか特撮でも……そうじゃないかな?困難を前にどう戦うか……」
桂利奈「ぁ……」
みほ「緊張するのは誰でもそう。私もすっごく緊張する。でも戦うしかない」
桂利奈「西住隊長……」
みほ「それに、戦えるだけの力があるから阪口さんは選ばれたんだよ?」
桂利奈「選ばれた……?」
みほ「うん」
桂利奈「じゃあ私……伝説の勇者とまったくおんなじですか!?」
みほ「え?あ、えと……そこまでとは言ってな…」
桂利奈「お姫様を助ける、大魔王も倒す……全世界の救世主なんですね!?」
みほ「あー…………うん」
桂利奈「やったーーーーーー!西住隊長がそう言ってくれるなんて……嬉しいです!なんか勇気が湧いてきました!」
みほ「そ、そっか。よかった」
桂利奈「もうあとはぜーんぶ任せてください!頑張って世界を救います!」
みほ「う、うん。勝っても世界は救えないけど……応援はしてるよ」
桂利奈「はい!あ、コールされました!行きましょうカルパッチョさん!」
カルパッチョ「はい。あの……西住さん」
みほ「?なんでしょうか」
カルパッチョ「今日、たかちゃ……カエサルさんは?」
みほ「…………すいません、来ていません」
カルパッチョ「……………………」
みほ「ご、ごめんなさい!」
カルパッチョ「いえ、西住さんが謝ることではありませんし怒ってませんから。ただちょっと寂しいな……」トボトボ..
みほ「………………」
みほ(阪口さんが元気になったのはいいけど、カルパッチョさんが落ち込んじゃった。大丈夫かなぁ……)
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