284:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 00:53:32.71 ID:VzU1fFy5o
理事長「あなたの気持ちはよーくわかりますよ」
理事長(バトルに負けた悔しさ。それも年下相手に完敗だ。しかも負けた後に司会を続けなくてはならなかった。その辛さが大会後に一気に襲ってきたのだろう)
役人「!わかってくれるのですか!?」
理事長「ええ。私も経験済みですからな」
理事長(ラッパー、KODAMAとして活動中に、若手主体の大会の司会をしていた時、急に出場できなくなった選手の代わりを務め、一回り以上年下の相手に敗れた。辻さんの今回のケースと全く同じ)
役人「なんと!それでは……解決策をご教示頂きたいのですが…」
理事長「そういう時は自分に素直になることです」
役人「!!」
役人(素直に……?女性に罵倒されて快感を覚えるのを認める、と?)
理事長(私は大会後、先輩のラッパーに自分の心情を全て吐き出した。キャリアにあぐらをかいていた自分の情けなさなど、話すことを躊躇ってしまいそうな恥ずかしさはあったものの、吐き出した後はスッキリとした気持ちになった…)
理事長「……恥をかくことを恐れてはいけません。乗り越えるのです」
役人「!!」
理事長「私は信頼できる先輩を頼りました。その結果、今の私があります」
役人「そう、ですか……」
役人(なんて人だ……女性に『罵ってください』と直接頼み込んだというのですか!?そして、その期間を経て、戦車道連盟の理事長に……)
理事長「…………どうですかな?少しはお役に立てましたか?」
役人「……はい。お陰様で、迷いが晴れました」
理事長「それはよかった」ホホホ
役人「…………」
役人(真面目に仕事をしてきたおかげで人脈はある。まずは……そうだ。島田千代さんにお願いしてみるとしますか。もしダメでも蝶野さんなど、当てはある)ウム
役人「ふふっ」
役人(さあて……これから忙しくなるぞ……――――)
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