244:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/20(日) 23:22:57.74 ID:EqKCwBbEo
麻子「お?照れてるのか〜?」
そど子「べ、別に照れてるわけないじゃないの!大体ここに来たのはね、廃校問題の時にやさぐれてた私を助けてくれた借りを返すってだけの行為なんだから!」
麻子「……そうか、そど子は義理だけで来たのか。私を心配してくれたと思っていたが……勘違いだったんだな」シュン
そど子「ち、違うわよ!冷泉さんが落ち込んでるかもしれないって考えたら、すっごく胸が苦しくなったから…………はっ!?」
麻子「ほほぉ〜?そうなのかぁ〜。そど子はそんなに私のことが好きなのか」ニヤニヤ
そど子「ば、バカ言わないでよ!私は冷泉さんのことなんか………………」
麻子「ことなんか?」
そど子「…………ない」
麻子「ん?」
そど子「……冷泉さんのことなんか好きじゃない、って言えない……」
麻子「……え」
そど子「言ったら………もし本気にされたら……もっと嫌われるわ。そんなの嫌なの……」
麻子「……何言ってるんだ。元から嫌ってない」
そど子「でも私……いつもクチうるさいし、素直な態度をとれないもの……」
麻子「それがそど子だろ。真面目で不器用で……そんなところが私は……」
そど子「……私は?」
麻子「………………ふ、風紀委員に向いていると思う///」
そど子「何よそれ。今言うことなの?それとも、あんたの方こそ照れてるわけ?」
麻子「う、うるさい。この話は終わりだ」
そど子「なによもう……ふふっ」
麻子「………………」
麻子(不思議だ……さっきまであれだけ落ち込んでいたのに、今はもう全てがリセットされたように心が晴れている)
麻子(それが私にとって、そど子という存在がどれだけ大きいかを意味しているんだろうな……)フフ
役人「それでは、準決勝 第2試合うぇいよー!」ワァァァ!
そど子「次の試合が始まるみたいね……どうするの?観る?観ない?」
麻子「もちろん観る。西住さんが出るんだからな」
そど子「…………ふふっ、そうね」
そど子(よかった。さっきまでは見てられないくらい肩を落としていたけど、今はすっかりいつも通りだわ)ホッ
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