215:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/20(日) 21:34:51.83 ID:EqKCwBbEo
【2階席】
パゾ美「冷泉さんが勝ったよ!そど子!」
そど子「べ、別に冷泉さんが勝ったからって私にとってそんなに喜ばしいことじゃないわ!問題は山積み!少子高齢化とか深刻だし!」
沙織「そんなこと言ったらほとんどの出来事で喜べないですよ……」
優花里「しかしすごいです冷泉殿!ベスト4ですよぅ!」
しほ「………………」
千代「あら。まだここにいたのね」
しほ「ちよきち……」
千代「大洗の子たちと一緒かと思ったわ」
しほ「……イマドキの子は難しいからね。SNSとかも危険よ」
千代「ふふ。同感。その辺りの感覚は私としぽりんは昔からぴったしカンカンよね」
しほ「……そうね。ところで……」
千代「?」
しほ「今の試合、ちよきちはどう思う?」
千代「………カチューシャさんは前回同様にバイブスが高く、しかも細かいライミングもあって安定して高いレベルを維持していたわ」
千代「この試合では、そんなカチューシャさんに対して、REZEさんが色々な角度から攻撃を与えて、そのバイブスを削りながら勝ったという印象ね」
しほ「ほう」
千代「REZEさんの勝因は、カチューシャさんの『まほさんと戦いたい』のラインに対し、まず『お涙ちょうだいか?』と言い、なおかつ観客の反応がミカさんとの試合の時より小さかったことを受け、『2度目で もう飽きたようだしな』というアンサーをした…」
千代「このパンチラインにより、観客も審査員も、カチューシャさんがまほさんの名前を、勝つため、盛り上げるためのテクニックとして使っているような印象を与えた。相手へのダメージと周囲へのアピールを併せ持った強力なパンチラインね」
しほ「しかも『お涙ちょうだいか?』と『もう飽きたようだしな』で韻を踏んでいるしな」
千代「その部分はフロウでねじ伏せている形の上、ライミングしているように聴こえにくいけれどね」
千代「…それでもREZEさんのライミングはやはり上質で、『雷鳴』と『ぐらい名作』とか『らいめい』で踏んでいたり芸が細かいわ。カチューシャさんが『優れてる部分も 活かせなきゃ 宝の持ち腐れ』と遠回しに褒めているような言い方をしてしまったのも、そのスキルを認めているからでしょうね」
しほ「『何のために ここに立ってる?』という問いかけには『この身が尽きるまでライミングし続ける意志』というアンサーを返した。ただ好きだからライミングにこだわる。というシンプルなアンサー。こう言われるとカチューシャさんのバイブスが、あまりにも勝ちにこだわりすぎているという風に聴こえるからお客さんもREZEさんの方へ気持ちが傾いていった」
しほ「……個人的には、カチューシャさんがまほと戦ったらどうなるのか見てみたい気持ちが強かったけど……」
千代「そうね。その2人の試合は私も興味があったわ。でもきっとここで勝っても叶わなかったでしょうね」
しほ「何故?」
千代「愛里寿に負けるからよ」
しほ「……ふん、親バカね」
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