16:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:08:57.00 ID:xJmjbfjE0
老人「…………」
老人「クソッ。なんなんだあのガキは!」
17:名無しNIPPER[saga sage]
2017/08/19(土) 10:14:49.68 ID:xJmjbfjE0
〜三日目〜
老人(窓吹き)
老人(この階を終わるので午前いっぱいかかりそうだな)
18:名無しNIPPER[sage]
2017/08/19(土) 10:19:53.36 ID:xJmjbfjE0
少女(図書館にこもって適当に本を漁るのにも飽きたし)
少女(適当にぶらついてみたら、なにかしらこの厳かで奇妙な建物は)
少女「教会というか、お寺というか」
19:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:26:39.48 ID:xJmjbfjE0
少女「……すごく埃っぽい」
老人「長らく誰も入らなかったからな」
老人「自分が死のうかどうかという時期に、先の自逝者を悼む奴なんていない」
20:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:30:46.28 ID:xJmjbfjE0
少女「ねえ、ここ、自逝者のための慰霊堂って言ったわよね?」
老人「ああ」
少女「よし」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:36:11.37 ID:xJmjbfjE0
少女「そうと決まれば、管理人さん、掃除道具を貸してください」
老人「俺が言うのもなんだが、お前、そんな過ごし方で良いのか?」
少女「もちろん。暇で暇で仕方ないから、何か社会に貢献したいのです」
22:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:40:35.92 ID:xJmjbfjE0
少女「さ、管理人さん、はやく掃除道具を」
老人「まさかとは思うが」
少女「もちろん手伝ってください」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:44:37.09 ID:xJmjbfjE0
老人「全く」
老人「掃除道具は出してやるが、昼の13時から16時、俺が手伝うのはここだけだ」
少女「そうこなくちゃ!」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:49:39.71 ID:xJmjbfjE0
少女(脚立にはたき、ほうき、モップ、バケツに、山ほどの雑巾)
少女(掃除機もない……というか、電気が通っていないのね)
老人「まずは天窓の拭き掃除と、壁の梁やら装飾やらに積もった埃の掃除だな」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 10:56:31.00 ID:xJmjbfjE0
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少女「つかれました」
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