6:名無しNIPPER
2017/08/18(金) 17:44:36.65 ID:f3i3XWQS0
アストルフォ「女の子? 違う違う。 ボクは正真正銘の男の子だよ、マスター」
凛「え? 」
アストルフォ「あー『信じられない』って顔してるー。 ローランみたいに裸になってボクの体を確かめてもらうわけにもいかないけど、ボクは立派な男さ! マスター!」
得意げに膨らませた胸に親指を突きつけてアストルフォは自身が男だと宣言する
まぁ…こんな事で嘘をつく意味もないだろうけど……
凛「分かったわ。ライダー。 何でスカートを履いてるのかとか気になるけど、貴方が立派な男で、私のサーヴァントなんだって認めるわ」
アストルフォ「うんうん。 いつかボクが勇敢な戦士だって事も証明するよ。 マスター!」
凛「ええ、楽しみにしてるわ。 ライダー」
凛「まぁ今日はもう遅いし、私も疲れてるから貴方の武勇は後のお楽しみにしておきましょうか」
アストルフォ「うん、そうだね。 ボクも街をぶらぶらするならやっぱり昼間の方が良いしねー。 マスターはゆっくり眠りなよ。 ボクはその間この屋敷を探検するからさ」
凛「探検といっても、私の家なんか何も面白い所はないわよ?」
アストルフォ「そんな事ないさ! ボクの時代にはない、ボクの知らない物を見れるってだけで、ボクは満足さ!」
純粋無垢な子供のような目でアストルフォは言葉を口に乗せる。
いや、実際に彼の心は純粋に、透き通っているのだろう。
どんな苦難や試練に直面しても、その心は変わらず純粋に、自分がしたいと思う事をし続けた
多分、彼は、そういう英雄なのだ
凛「フフっ。 好きにしなさい。 私は眠ってるから、あまり騒がないようにはしてちょうだい」
アストルフォ「わーい! ありがとうマスター!」
……なお、この後1時間もしないうちにアストルフォが私の保管している魔術礼装に触れ、館が吹き飛びかけたのは、アストルフォの性質を理解する前に彼の好きにさせてしまった私の落ち度だろう
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