21:名無しNIPPER
2017/08/18(金) 19:01:45.02 ID:f3i3XWQS0
ネロ「えぇいっ! 不甲斐ない!!」
エルキドゥ「マスター。 下がっていてくれ。 もう少しで敵の排除が終わるからね、巻き添えを食って怪我をするのもつまらない」
アストルフォ「…これ、助ける必要あるかな、マスター」
凛「な、なによ、これ」
私達が追っていたサーヴァントはどうやらセイバーのようだ。 身の丈に合わぬ赤い大剣を軽やかに振るう可憐な少女だ
その体躯に似合わぬ絶技を、衛宮士郎が召喚したサーヴァントは、顔に微笑みを浮かべながら、『微動だにせずに』いなし、確実に傷を与えている
ネロ「化体な術を使うな。 ランサぁー!」
セイバーが耐えきれないように一喝する。
傍から見ている私たちにも、衛宮君が召喚したサーヴァント…ランサーの戦いは条理から逸脱していた
まるで大地に根を張る大木のように両足を地面と一体化させ、そこから伸びる根を操るように地面から砂で形成された剣、槍、斧を、その物量と変則的な攻撃によってセイバーの進撃を完璧に止めているのだ
サーヴァントではない、只の魔術師の、人間の私にも分かる
ーーあのサーヴァントは、規格外の存在だと
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