10:名無しNIPPER
2017/08/18(金) 18:04:54.25 ID:f3i3XWQS0
ーー深夜・冬木市ーー
アストルフォ「ねーまだ怒ってるのーマスタぁー?」
凛「怒ってなんかいないわライダー? ただ、貴方を1人で街に行かせて観光させるなんていう巫山戯た提案を却下してるだけよ?」
アストルフォ「うぅ……笑顔が怖いよぉ…」
冬木市を私とアストルフォは他愛もない雑談を交わしつつ当てもなく散策する。 アストルフォには索敵に長けたスキルなどは持っていないため、自らを囮にして敵を釣ろうという作戦だ
凛「使い魔を出してるマスターが入れば私たちの姿をキャッチしても良さそうなのに誰も来ないわね……」
アストルフォ「うーん、確かにこれじゃあ毎晩出歩くのも面白くないよ。 どうせなら昼間に歩きたいなぁ」
凛「自分の知らない物を見てるだけで満足とか言ってなかったかしらぁ?」
アストルフォ「あっ! え、えっとぉ…それはそれ、これはこれ、みたい、な…? たはは……っ! マスター!」
凛「!」
アストルフォが何かに気づき、指をさす。 指が示した方向には…
凛「あれは…サーヴァント?」
夜の闇で姿ははっきりと視認できないが、民家の屋根を悠々と跳躍する姿、そしてこの距離からでも分かる濃密な神秘の気配
間違いなく、サーヴァントだ
アストルフォ「…ボクたちには気づいていない。 誰かを追ってるようだ」
アストルフォ「追うかい? マスター?」
凛「勿論よ。 折角見つけた獲物なんだから。 ーー貴方の力、見せてもらうわよ、ライダー」
アストルフォ「うん! まっかせてよ! マスター!」
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