9: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/17(木) 01:18:38.03 ID:p7LD0g0q0
ある日俺は美城常務に呼び出された。まずいことをした記憶は無いので何か仕事の話だろう。
扉をノックし、「失礼します」と声をかける。
「ああ、突然呼び出してすまない。プロジェクトクローネのことなんだが、今度ライブをやることになった。そのためのパンフレットの撮影をしたいんだが、生憎私は別件の仕事があってな。彼女達と…見張りといってはなんだが、ともに撮影現場に行って欲しい。くれぐれも、プロジェクトクローネのコンセプトを忘れないように、と伝えておいてくれ」
「わかりました」
バタン
「ふう…」
プロジェクトクローネ。美城常務に直々に選ばれたメンバーが揃っている。さしずめシンデレラプロジェクトが灰被り姫をお姫様にするプロジェクトだとすると、クローネはその名の通り最初からお城で踊ることを約束されている王族、といったところか。しかしながらあちらのアイドルも中々癖の強いメンバーがいると聞いている。唯なんか性格でいえば美城常務の意図するアイドル像とは真逆とも言えるが、やはりビジュアルの華やかさで選ばれたのだろう。
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